inserted by FC2 system

JIS K 6380 該当番号について


JIS K 6380 該当番号は、JIS規格 K 6380:2014で制定されているゴムの基本性能及び物理特性を表しています。

基本性能 1文字目:耐熱性  2文字目:耐油性 3文字目:耐寒性 
物理特性 1桁目と2桁目:硬さ(2桁の整数) 3桁目:引張強さ 4桁目:切断時伸び 5桁目:圧縮永久歪み

基本性能

1.耐熱性 A:70℃ B:100℃ C:125℃ D:150℃ E:175℃ F:200℃ G:225℃ H 250℃ J:275℃
     K:300℃
※但し、制定温度は試験温度(促進老化試験時の温度)であるため、必ずしも実使用時に耐えれる温度の意味ではない。

2.耐油性 A:140%を超えるもの(又は規定せず) B:121〜140% C:81〜120% D:41〜80% E:21〜40% 
     F:0〜20% G:0%を超えないもの(体積変化率が負のもの)
※JIS K 6258に規定する方法によって、試験用潤滑油No.3を用い、試験温度100±1℃で連続72時間浸したときの体積変化率を表す。
体積変化率の範囲には、油の吸収のよる潤滑又は油の抽出のよる収縮を含む。

3.耐寒性 A:0℃ B:-10℃ C:-25℃ D:-40℃ E:-55℃ F:-70℃ G:-85℃ H:規定せず
※JIS K 6261に規定する50%衝撃脆化温度による。衝撃脆化限界温度については、受渡当事者間の合意によって、表A.2の追加記号
"F"の追加性能で規定することができる。

物理特性

1.硬さ 整数2桁で表す。ただし、許容差は±5以内とする。
※試験方法は、タイプAデュロメーターを用いる。但し、IRHD(N方式)を用いたときには、末尾に【IRHD(N法)】と追記する。

2.引張強さ 0:規定せず 1:3Mpa 2:5Mpa 3:7Mpa 4:10Mpa 5:14Mpa 6:17Mpa 7:20Mpa 8:25Mpa
      9:35Mpa
※値は、最小値を示す。試験方法は、JIS K 6251に規定する方法による。

3.切断時伸び 0:規定せず 1:50% 2:100% 3:150% 4:200% 5:250% 6:300% 7:400% 8:500%
       9:600%
※値は、最小値を示す。試験方法は、JIS K 6251に規定する方法による。

4.圧縮永久歪み 0:規定せず 1:80% 2:60% 3:50% 4:40% 5:30% 6:25% 7:20% 8:10%
        9:5%
※値は、最大値を示す。試験方法は、JIS K 6262による。ただし、試験条件は、前述の基本性能1.耐熱性で規定する試験温度で24時間
経過後の測定とする。

表示例 BEH70343
耐熱性:試験温度100℃ 耐油性:体積変化率21〜40% 耐寒性:規定せず 硬さ:70±5° 引張強さ:7Mpa以上 
切断時伸び:200%以上 圧縮永久歪み:50%以下


 

Copyright(C)2020 CHUKYOGOMU CORPORATION

 

最終更新日 : 2020/07/13

inserted by FC2 system