トヨタ MR2

平成元年登録車です。グレードは、1600G-Limitedスーパーチャージャー仕様です。

型式は、E-AW11

日本で初めてミッドシップを採用した市販車

ミドシップとは、エンジンを車軸よりもボディ中央より配置する形式 下記参照

 

エンジンは、4A-GZE。

母体の4A-GEは、一世風靡した2T-G系の後継エンジンで、ヤマハ発動機と共同開発した。ベースエンジンである3A-U(SOHC2バルブ仕様)のヘッドをDOHC化し、吸気2バルブ、排気2バルブの1気筒あたり4バルブを採用し、ベースエンジンの3A-U(1452cc)の80ps/5,600rpm、11.8kg-m/3,600rpmから1587ccに排気量アップし、130ps/6,600rpm、15.2kg-m/5,200rpmへと大幅にパワーアップしています。(共にグロス値)

4A-GZEは、この4A-GEに過給機としてスーパーチャジャーを搭載した機種 145ps/6,400rpm、19.0kg-m/4,400rpm(ネット値)を発生します。

 

タイヤは、ブリヂストンのポテンザRE-01Rで、前195/50R15、後205/50R15を履きます。

ホイールは、レイズのボルクレーシングCE28Nです。TE37以上の軽量化に加え、高い剛性を持っているホイールです。但し、重量分やや剛性は劣るそうです が(TE37比)。参考重量、15in.で約2.8kg(TE37が15in.で3.7kg)となります。純正ホイールの重量は判りませんが、参考としてホンダのFITの15inアルミホイールが8.1kg、15inスチールホイールが7.9kg(アルミの方が重い???)とホンダのHPのありますので、単純に1本あたり5.3kg減、4本でなんと21.2kgの重量減となります。バネ下荷重で21.2kgの減は、車両本体に換算すると4〜15倍相当の影響力があるそうで、単純に84.8〜318kgの減量となる???(但し、科学的根拠は全く無いらしいので、参考程度として下さい)

 

レカロのシートに前席2客交換 モモ製のステアリングに交換
上段まで、見た目判る改装ポイントですが、これより下段は、構造改装となります。
カバーが外され、ノーマル?のフライホイールが見えています もう既にTRDのクラッチカバーが付けられています。フライホイールは、そのままの様です。クラッチディスクが交換されたかは、この写真からは判りません。
写真が少ないので判りにくいとは思いますが、強化クラッチとL.S.D.を組み込みました。
右記は輸出仕様車の透過図です。

この車。サイズは、全長3,950mm×全幅1,665mm×全高1,250mm。今の最新型のコンパクトハイブリットカー:アクアが全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,455mmで全高を除けば、ほぼ同サイズとなります。車重は、AW11が1,070kg、アクアが1,080kgでほぼ同じです。AW11の車高の低さが際立ちますが…

アクア位のサイズの車に1.6Lスポーチャージャーを搭載したホットモデルであった事が判ると思います。

累計登録数(84〜89)40,826台(AW11全て)。事故率が非常に高かった車なので現存数は、今どの位か判りませんが、稀少車の部類に入るかもしれません。


最終更新日 : 2020/04/10

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